CFPの勉強時間はどれくらい?6課目804時間14分の実測記録と課目別内訳

「CFP試験を受けてみたいけれど、どのくらい勉強時間が必要なのだろう」

これからCFP試験を受験しようと考えたとき、気になることの一つが勉強時間ではないでしょうか。

私自身も、CFPの勉強を始める前は、仕事をしながら6課目を勉強するにはどの程度の時間が必要なのか、はっきりとは分かっていませんでした。

私は2024年第1回と2025年第1回のCFP資格審査試験を受験し、3課目ずつ2回に分けて6課目を勉強しました。

学習中は、日付や勉強時間、問題集の進み具合、復習、模試や過去問などを記録していました。

今回、その記録をあらためて集計したところ、CFP6課目に使った学習時間は、

48,254分、合計804時間14分

でした。

この804時間14分は、日々記録していた勉強時間を合計したものです。

具体的には、FP2級受験時に使っていたテキストの読み返し、CFP問題集の初回学習と復習、実力試験や過去問、試験直前のまとめなど、CFP受験に向けて行った学習時間を含んでいます。

そのため、単に「問題集を解いていた時間」だけを集計した数字ではありません。

ただし、最初にお伝えしておきたいのは、

「CFPに合格するには804時間必要」という意味ではありません。

これは、あくまで私自身の知識の状態、学習方法、復習回数などを含めた実際の記録です。

この記事では、804時間14分の課目別内訳と、なぜこれだけの時間を使ったのかを、実際の学習記録をもとに振り返ります。

※CFP資格審査試験の制度に関する記載は、2026年8月時点の日本FP協会の情報をもとにしています。

私のCFP総学習時間は804時間14分でした

私がCFP6課目の学習に使った時間は、次のとおりです。

受験時期受験課目数学習時間
2024年第1回3課目403時間10分
2025年第1回3課目401時間04分
合計6課目804時間14分

偶然ですが、2回の受験で使った学習時間はほぼ同じでした。

学習期間についても、2回の受験でほぼ同じでした。

2024年第1回に向けた学習記録は2023年10月31日から2024年6月15日まで、2025年第1回に向けた学習記録は2024年10月29日から2025年6月14日まで残っています。

どちらも約7か月半の期間を使って、3課目ずつ学習しました。

ただし、この期間中に毎日同じ時間を勉強していたわけではありません。

仕事や体調、予定などによって勉強時間には波がありました。

そのため、「403時間を約7か月半で割れば、毎日その時間だけ勉強すればよい」という意味ではなく、社会人として生活しながら学習した実際の期間として参考にしていただければと思います。

私は2回とも3課目ずつ受験しましたが、これは「3課目受験を勧める」という意味ではありません。

実際に受験した経験から、現在の私は、社会人がCFP試験を受けるのであれば、原則として2課目程度から考える方が取り組みやすいのではないかと考えています。

この点については、勉強時間とは別に「何課目受験するか」という受験戦略のテーマになるため、別の記事で詳しく整理したいと思います。

CFP6課目の勉強時間を課目別に比較

804時間14分の内訳を課目別にすると、次のようになりました。

課目学習時間全体に占める割合
タックスプランニング137時間13分約17.1%
不動産運用設計142時間40分約17.7%
相続・事業承継設計123時間17分約15.3%
金融資産運用設計197時間09分約24.5%
リスクと保険99時間08分約12.3%
ライフプランニング・リタイアメントプランニング104時間47分約13.0%
合計804時間14分100%

私の場合、最も時間がかかったのは金融資産運用設計の197時間09分、最も短かったのはリスクと保険の99時間08分でした。

同じCFP試験でも、私の実際の学習時間には課目によって約2倍の差がありました。

ただし、この結果から「金融資産運用設計が最も時間のかかる課目」「リスクと保険が簡単」と一般化することはできません。

得意・不得意、これまでの実務経験、計算問題との相性などによって、必要な学習時間は変わると思います。

ここでお伝えしたいのは、6課目すべてを同じ勉強時間で計画する必要はないということです。

私自身の記録でも、課目によって必要だった時間には大きな差がありました。

804時間の学習で6課目すべてに合格しました

参考までに、私が実際に受験したときの得点と、それぞれの試験の合格ラインも紹介します。

私は2024年第1回と2025年第1回に3課目ずつ受験し、6課目すべてに合格しました。

受験回課目私の得点合格ライン
2024年第1回不動産運用設計38点31点
2024年第1回相続・事業承継設計38点27点
2024年第1回タックスプランニング47点28点
2025年第1回金融資産運用設計34点27点
2025年第1回ライフプランニング・リタイアメントプランニング40点28点
2025年第1回リスクと保険44点28点

※合格ラインは、それぞれ2024年度第1回・2025年度第1回CFP®資格審査試験で日本FP協会が公表したものです。

ここで掲載している得点や合格ラインは、「この点数を目標にすればよい」という意味ではありません。

CFP資格審査試験の合格ラインは試験ごとに公表されるため、受験する回によって異なります。

また、私の得点も、あくまで804時間14分の学習を行った結果として得られた、私自身の受験結果です。

今回の記事では得点そのものを詳しく分析するのではなく、804時間14分の学習記録が、実際の6課目合格につながった一例として掲載しています。

課目ごとの過去問や模試の点数がどのように変化したのかについては、学習記録が残っているため、今後別の記事で整理したいと思います。

なぜ私はCFPの勉強に804時間使ったのか

804時間という数字だけを見ると、「かなり長い」と感じる方もいるかもしれません。

私の場合は、単純に問題集を1回解いて試験を受けたわけではありません。

学習開始時の知識の状態や、問題集の復習方法なども勉強時間に影響しています。

FP2級の受験から約2年空いていました

私がCFPの勉強を始めたとき、FP2級の受験から約2年が経過していました。

FP2級を受験した際にはユーキャンのFP2級講座を利用していたため、CFP学習を始めるときに、そのとき使っていたテキストを読み返しました。

ただし、これはCFP試験対策としてFP2級を最初から完全に勉強し直したということではありません。

「この課目では、どのようなことを勉強したのか」

を思い出すための、ウォーミングアップに近い位置づけでした。

FP2級の内容を十分に復習してからCFPへ進もうとしたわけではなく、必要以上に時間をかけず、その後はCFPの問題集へ移っています。

問題集は一度解いて終わりにはしませんでした

私がCFP学習で中心的に使用したのは、FPKの問題集と日本FP協会の過去問です。

問題集については、6課目合計で1,273問分の問題単位の学習記録が残っています。

この1,273問は、同じ問題を繰り返し復習した回数を延べで合計した数字ではありません。

1,273問それぞれについて、初めて解いたときの状態や、その後の復習状況を記録していました。

私は問題を初めて解いた後、学習時に参考にしていた「エビングハウスの忘却曲線」をもとに、自分なりに復習のタイミングを設定しました。

具体的には、

初回学習 → 24時間以内 → 1週間程度 → 1か月程度

を一つの目安とし、その後も理解が十分でない問題は追加で復習しています。

ここで注意したいのは、「エビングハウスの忘却曲線では、この間隔で復習すべきと決まっている」という意味ではないことです。

あくまで私は、復習方法を考える際の参考にして、自分なりに復習間隔を決めました。

結果として、問題集を繰り返し確認したことも、804時間という学習時間になった理由の一つです。

「正解したか」だけではなく理解度も記録しました

問題集では、単に正解したか、不正解だったかだけではなく、自分がどの程度理解しているかも記録していました。

私が使っていた基準は次のとおりです。

記号私が記録していた意味
四択すべてについて正誤が分かる
正解は分かるが、他の選択肢に分からない部分がある
多分正しいと思うが、自信がない
全く分からない

CFP試験は四肢択一式です。

そのため、たまたま正解の選択肢を選べただけなのか、それとも他の選択肢についても「なぜ正しいのか」「なぜ間違っているのか」が分かるのかでは、理解の程度が違うと考えました。

実際の学習では、◎や〇だと思っていたにもかかわらず、実際には間違えていた箇所についても分かるように記録を残していました。

このように、正解した問題でも理解が十分でなければ復習していたため、単純に問題数だけを見るよりも学習時間は長くなっています。

復習方法については1,273問分の記録が残っているため、今後、別の記事で詳しく分析したいと思います。

私は予備校を利用せずに勉強しました

私の804時間という学習時間を見る際には、学習環境も前提として知っておいていただきたいと思います。

私はCFP試験対策で予備校には通っていません。

外部の模擬試験も受験せず、SNSを含めて一緒にCFPを勉強する受験仲間もいませんでした。

中心的に使用した教材は、FPKの問題集と日本FP協会の過去問です。

CFP資格標準テキストも、私の場合は使用しませんでした。

だからといって、

「CFP資格標準テキストは必要ない」

「予備校に通う必要はない」

と考えているわけではありません。

私の場合は問題集と過去問を中心とした学習方法を選び、その結果として804時間14分という記録になった、ということです。

テキストで体系的に理解した方が勉強しやすい人もいれば、講義を受けた方が理解しやすい人もいると思います。

勉強時間を比較するときは、「何時間だったか」だけではなく、どのような方法で勉強した時間なのかも確認した方がよいと感じます。

804時間は「CFP合格に必要な標準時間」ではありません

この記事で最も注意していただきたいのが、この点です。

私の総学習時間は804時間14分でしたが、

CFPに合格するためには804時間勉強しなければならない、という意味ではありません。

必要な勉強時間は、その人の知識や経験、得意・不得意によって大きく変わるはずです。

例えば、税務、不動産、金融、保険などを仕事で専門的に扱っている人であれば、その分野の課目では、すでに持っている知識を活かせる可能性があります。

一方、私自身はCFPの学習を始めた時点で、税務、不動産、金融、保険、相続など、CFP6課目のいずれかを専門的に扱う仕事に携わっていたわけではありませんでした。

そのため、「自分の得意課目はこれ」と明確に言えるものもありませんでした。

得意課目が分からなかった私はタックスから始めました

私は最初に、他の受験者の勉強方法や受験戦略を参考にして、タックスプランニングから勉強を始めました。

当初から「タックスが得意だから」という理由で選んだわけではありません。

ところが、実際に問題を解いていくうちに、私はもともと計算問題が比較的得意だったことを思い出しました。

結果的には、タックスプランニングを最初の課目に選んでよかったと感じています。

この経験から、最初から得意課目がはっきりしている人は、その課目から始める方法もあると思います。

一方で、得意課目が分からない場合は、実際に問題を少し解いてみることで、自分との相性が見えてくることもあると感じました。

このように、他の人の勉強時間や受験順序は参考にはなっても、自分に必要な勉強時間や、自分に合う受験順序をそのまま決めてくれるものではありません。

CFP試験は課目ごとに受験できます

CFP資格審査試験は全6課目で、日本FP協会によると、各課目50問、試験時間120分の四肢択一式で実施されています。

6課目を一度に受験する必要はなく、1課目ずつ受験し、課目ごとに合格していくこともできます。

そのため、「6課目で何時間必要なのか」だけではなく、

自分が一度に何課目受験するのか

を考えることも重要になります。

私は2024年第1回と2025年第1回に3課目ずつ受験しました。

実際に3課目ずつ勉強した経験がありますが、現在は、社会人であれば原則として2課目程度から考えるのが現実的ではないかと考えています。

これはCFP試験の制度上の正解ではなく、実際に受験した私自身の考えです。

受験課目数については勉強時間とは別の重要なテーマなので、別の記事で詳しく整理したいと思います。

社会人は「何時間必要か」だけで考えない方がよい

CFP試験の勉強時間を調べると、「合格まで何時間必要か」が気になると思います。

もちろん、時間の目安を知ることには意味があります。

一方で、会社員としてCFPを勉強した私が特に重要だと感じたのは、

必要な勉強時間を確保できる期間まで考えること

でした。

社会人の場合、毎週同じように勉強できるとは限りません。

仕事が忙しくなることもあれば、家族の事情や突発的な予定が入ることもあります。

体調を崩して、思うように勉強できなくなる可能性もあります。

私自身も、学習期間中に予定どおり勉強できない時期がありました。

そのため、

「1日2時間勉強できるから、400時間なら200日」

というように、必要時間だけを単純に日数へ置き換えると、予定が崩れたときに立て直すのが難しくなります。

私はCFPを受験した経験から、社会人の資格学習では、予定外のことが起きても立て直せる余裕を含めて学習期間を考えることが大切だと感じています。

まとめ|私の場合は6課目で804時間14分でした

私がCFP6課目の学習に使った時間を実際の記録から集計すると、804時間14分でした。

課目別では、最も短かったリスクと保険が99時間08分、最も長かった金融資産運用設計が197時間09分と、大きな差がありました。

また、私の場合は問題集を一度解いて終わりにせず、6課目合計1,273問について繰り返し復習していました。

そのため、804時間という数字だけを取り出して、

「CFPにはこれだけ勉強時間が必要」

と考えるのは適切ではありません。

この記事の804時間14分は、

一人の社会人が、特定のCFP課目に関係する専門分野で働いていたわけではない状態から、予備校を利用せず、問題集と過去問を中心に6課目を学習した実測記録

として参考にしていただければと思います。

これからCFPを受験する方は、「何時間必要か」だけでなく、

何課目受験するのか、どの程度復習するのか、そして予定が崩れても続けられる学習期間を確保できるのか

まで含めて考えてみてください。

私自身の受験経験や学習記録については、今後も受験戦略、問題集の復習方法、試験当日の対応などに分けて整理していきます。

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