検証!ユーキャンの通信講座だけでFP2級試験は合格できるのか?(2022年1月実技試験編)

2022年1月に実施されたFP2級の実技試験は例年と同様に解く時間がかかる初出題問題もあり時間配分が重要な内容になっていました。

そこでユーキャンの通信講座のみで合格ができるのかどうか2022年1月実施の実技試験で検証していきます。

テキストにどのように記載されているか実技試験対策になっているか過去問に同様な問題があるかという点を中心に検証していきます。

検証項目

◎:テキストで重要文字になっている、または試験対策にあるため答えられる

〇:過去3回分の過去問に出題されているので答えられる

△:テキストに書いてあるが、重要文字になっていないので、答えを導くのは難しい

✕:テキストや試験対策、過去問にないので、答えられない

上記の項目で検証した結果を表にまとめました。

検証結果
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テキストで重要文字になっていたり試験対策になっている内容だけでは6割弱ですが過去問の出題を含めると7割答えられることがわりました。

ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座に沿ってしっかり勉強を進めれば十分合格点を目指せます。

わたしは実技試験は自信があったため順番に解いて行きましたが理解するのに時間がかる問題を後回しにしておけば良かったと思っています。

それでも結果は94/100(60点以上で合格)で合格できました。

それでは検証していきましょう。

問題1:〇
テキストではファイナンシャルプランナーができることとできないことを関連業法としてまとめています。

ただしテキストで重要文字にはなっていないのでテキストだけでは答えられない可能性があります。

しかし問題1は過去の試験でもファイナンシャルプランナーができることとできないことが出題されることが多いです。

よって過去問を解いておけば答えられる問題です。

問題2:△
消費者契約法についてはテキスト重要文字になっていなかったり記載がない選択肢があるので答えを導くのは難しいです。

問題3:
買付日についてはテキストの重要文字になっています。

2021/5の過去問にも同様の問題が出題されているため答えられます。

問題4:
PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回り、配当性向、ROE(自己資本当期純利益率)はテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

2021/9、2021/1の過去問にも同様の問題が出題されているぐらい必須問題となっているので答えられます。

問題5:
為替ヘッジについてはテキストに記載がなく運用管理費用(信託報酬)と基準価額の関係についても記載がないため答えられません。

問題6:
シャープレシオの考え方と計算方法についてはテキストの重要文字になっているので答えられます。

問題7:
建蔽率と容積率の計算方法についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

2021/9、2021/1の過去問にも同様の問題が出題されているぐらい必須問題となっているので答えられます。

問題8:
マンションの物件概要についてはテキストや試験対策、過去問にも記載がありますが今回の出題内容は初出題で答えられません。

問題9:
普通借地権と一般定期借地権についてはテキストの重要文字になっているので答えられます。

問題10:
譲渡所得と所有期間についてはテキストの重要文字になっているので答えられます。

問題11:
保険証券の読み方についてはテキストでは重要文字になっていませんが試験対策に記載されています。

2021/9、2021/5、2021/1の過去問にも同様の問題が出題されているぐらい必須問題となっているので答えられます。

問題12:
年金の所得計算についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

2021/9の過去問にも同様の問題が出題されているので答えられます。

問題13:
三大疾病およびリビングニーズ特約についてはテキストの重要文字になっている部分となっていない部分があります。
介護保険についてはテキストに記載はありますが重要文字になっていません。
過去問にもリビングニーズ特約については出題がありますが他の出題はないため、すべての問題に解答するのは難しいです。

問題14:
火災保険と地震保険については重要文字になってません。

2021/5、2021/1の過去問に一部同様な問題が出題されていますが出題されいていない問題もあるので解答するのは難しいです。

問題15:
退職金の所得計算についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

2021/9、2021/5の過去問にも同様の問題が出題されているぐらい必須問題となっているので答えられます。

問題16:
損益通算についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

2021/1の過去問にも同様の問題が出題されているので答えられます。

問題17:✕
所得区分についてはテキストに記載されていない内容もあり過去問にも出題されていないため答えられません。

問題18:
減価償却についてはテキストの重要文字になっています。

2021/9、2021/5の過去問にも同様の問題が出題されているので答えられます。
ただし、建物の購入時期と事業開始時期が異なる出題は今までなかったため注意が必要です。
(わたしはひっかかって間違えました)

問題19:
土地の相続性評価額についてはテキストの重要文字になっています。

2021/9の過去問にも同様の問題が出題されていますが宅地の種類によって出題が異なるため注意が必要です。

問題20:
贈与税額の計算についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

2021/5の過去問にも同様の問題が出題されているので答えられます。

問題21:
法廷相続分についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

2021/5、2021/1の過去問にも同様の問題が出題されているので答えられます。

問題22:✕
相続開始後の手続きについてはテキストの重要文字になっているものもありますが重要文字になっていないもの、記載がないものがあります。

過去問にも出題がないため答えられません。

問題23、24:
キャッシュフロー表の計算についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

過去問にも毎年同様の問題が出題されるぐらい必須問題となっているので答えられます。
今年は初めて変動率が2%の計算をする問題が出題されましたので注意が必要です。
(わたしは問題をちゃんと見なかったので間違えました)

問題25:×
パーソナルファイナンスについてはテキストに記載がありません。

過去問にも出題がないため答えられません。

問題26、27、28:
係数早見表を使用した計算についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

過去問にも毎年同様の問題が出題されるぐらい必須問題となっているので答えられます。

問29~34については以下情報を基に問題を解きます。

問題29:〇
マンション購入の際の土地の価格の計算についてはテキストに記載はありますが重要文字になっていません。

ただし2021/5の過去問に同様の問題が出題されているので答えられます。

問題30:△
夫婦での住宅ローンの借入れについてはテキストに記載がありません。

2021/5に夫婦でのローンについて出題されていますが内容が少し異なるため答えるのは難しいです。

問題31:
所得控除についてはテキストに記載はありますが重要文字になっていません。

過去問にも出題がないため答えるのは難しいです。

問題32:×
収入保障保険の保障額についてはテキストに記載がありません。

過去問にも出題がないため答えられません。

問題33:
高額療養費の計算についてはテキストの重要文字になっていませんが試験対策に記載されています。

2021/5の過去問にも同様の問題が出題されているので答えられます。

問題34:〇
失業給付金についてはテキストの重要文字になっているもの、なっていないもの、記載がないものがあります。

ただし2021/1の過去問に同様の問題が出題されているので答えられます。

問35~40については以下情報を基に問題を解きます。

<設例>
国内の企業に勤務する加瀬博之さんは、今後の生活のことなどに関して、FPで税理士でもある細井さんに相談をした。なお、下記のデータは2022年1月1日現在のものである。
I.家族構成(同居家族)


Ⅱ.加瀬家の親族関係図

注1:慎一さんは税法上の障害者(特別障害者ではない)に該当する。また、和子さんは奈美さんの家族と同居している。

Ⅲ.加瀬家(博之さんと晴美さん)の財産の状況
[資料1:保有資産(時価)]


[資料2:負債残高]
住宅ローン:1,680万円(債務者は博之さん)
自動車ローン:80万円(債務者は博之さん)

[資料3:生命保険] (単位:万円)

注2:解約返戻金相当額は、現時点(2022年1月1日)で解約した場合の金額である。
注3:個人年金保険Cは、据置期間中に被保険者が死亡した場合には、払込保険料相当額が死亡保険金として支払われるものである。
注4:すべての契約において、保険契約者が保険料を全額負担している。
注5:契約者配当および契約者貸付については考慮しないこと。

Ⅳ.その他
上記以外の情報については、各設問において特に指示のない限り一切考慮しないこと。

問題35:
バランスシートの計算についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

過去問にも毎年同様の問題が出題されるぐらい必須問題となっているので答えられます。

問題36:〇
源泉徴収票による所得税の計算についてはテキストに記載はありません。

ただし2021/5の過去問に同様の問題が出題されているので答えられます。

問題37:◎
収益分配金の計算についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されています。

2021/1の過去問にも毎年同様の問題が出題されているので答えられます。

問題38:◎
所得額についてはテキストの重要文字になっており試験対策にも記載されているので答えられます。

問題39:〇
年金の受取方についてはテキストの重要文字になっている部分となっていない部分があります。

ただし2021/5の過去問に同様の問題が出題されているので答えられます。

問題40:〇
健康保険についてはテキストの重要文字になっている部分と記載がない部分があります。

ただし2021/9、2021/1の過去問に同様の問題が出題されているので答えられます。

まとめ

2022年1月に実施されたFP2級の実技試験についてユーキャンの通信講座のみで合格点が取れるかどうか検証してみました。

ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座に沿ってしっかり勉強を進めれば7割は答えられると思いますので十分合格点を目指せます。

ぜひ参考にしてみてください。

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