CFPは何課目ずつ受ける?3課目ずつ合格した私が2課目受験をすすめる理由

CFP®資格審査試験を受験しようと考えたとき、

「6課目を一度に受けた方がよいのか」
「2課目や3課目ずつ分けた方がよいのか」

と迷う方もいるのではないでしょうか。

私は、2024年度第1回と2025年度第1回のCFP資格審査試験で、それぞれ3課目ずつ受験し、2回で6課目すべてに合格しました。

それなら「3課目ずつ受験するのがおすすめ」と考えそうですが、実際に3課目ずつ勉強・受験した経験から、現在の私は、社会人がCFP試験を受けるのであれば、まずは2課目程度を基準に考えるのがよいのではないかと考えています。

もちろん、2課目がすべての人にとって正解という意味ではありません。

1課目が適している人もいれば、十分な学習時間を確保できるのであれば3課目以上を選ぶ人もいるでしょう。

この記事では、私自身が3課目ずつ受験した経験と実際の学習記録をもとに、なぜ現在は原則2課目をすすめたいと考えているのかを整理します。

※CFP資格審査試験の制度・日程については、2026年11月1日時点の日本FP協会公表情報を確認しています。

CFP試験は1課目ずつ受験できます

CFP資格審査試験は、次の6課目で構成されています。

  • 金融資産運用設計
  • 不動産運用設計
  • ライフプランニング・リタイアメントプランニング
  • リスクと保険
  • タックスプランニング
  • 相続・事業承継設計

CFP資格を取得するためには最終的に6課目すべてに合格する必要がありますが、6課目を一度に受験する必要はありません。

1課目ずつ受験し、課目合格を積み重ねることができます。

現在の試験は年2回実施され、1回の試験につき2日間、1日3課目ずつ実施されています。各課目の試験時間は120分です。

そのため、受験を考えるときには、

「最終的に6課目合格する」ことと、「1回の試験で何課目受験するか」を分けて考える

ことができます。

そこで問題になるのが、「自分は一度に何課目受験するか」です。

私は3課目ずつ2回に分けて受験しました

私は、2024年度第1回と2025年度第1回の2回に分けて、それぞれ3課目ずつ受験しました。

2024年度第1回に受験した3課目

課目私の得点
不動産運用設計38点
タックスプランニング47点
相続・事業承継設計38点

この3課目に使った学習時間は、合計403時間10分でした。

2025年度第1回に受験した3課目

課目私の得点
金融資産運用設計34点
ライフプランニング・リタイアメントプランニング40点
リスクと保険44点

この3課目に使った学習時間は、合計401時間04分でした。

2回を合わせたCFP6課目の総学習時間は、804時間14分です。

6課目それぞれの学習時間や、804時間14分に含まれる学習内容については、こちらの記事で詳しくまとめています。

→ [CFPの勉強時間はどれくらい?6課目804時間14分の実測記録と課目別内訳]

私は3課目ずつ受験して、結果として6課目すべてに合格できました。

そのため、私自身の3課目受験が失敗だったとは考えていません。

ただ、実際に3課目ずつ勉強して受験したからこそ、

「自分ができた方法」と「これから受験する人にすすめたい方法」は必ずしも同じではない

と感じています。

3課目ずつ受験した私が、原則2課目をすすめる理由

私が社会人のCFP受験では、まず2課目程度を基準に考えるのがよいと思う理由は、大きく3つあります。

理由1 私の場合、3課目で約400時間の学習が必要だった

私の場合、3課目の学習時間は、

  • 2024年度第1回:403時間10分
  • 2025年度第1回:401時間04分

でした。

どちらも約400時間です。

もちろん、「CFP3課目には400時間必要」という意味ではありません。

必要な学習時間は、これまでの知識、実務経験、得意・不得意、使用する教材、復習方法などによって変わります。

ただ、少なくとも私の場合は、3課目を受験できる状態にするために約400時間ずつ使いました。

学習期間も、どちらの受験も約7か月半でした。

社会人が仕事や家庭生活と並行して約400時間を確保することを考えると、3課目受験は決して軽い学習量ではありません。

私自身の経験からは、

「理論上3課目勉強できそうだから3課目にする」のではなく、無理なく継続できるかまで考える

ことが重要だと感じています。

理由2 最初から3課目受験に固定していたわけではない

私は2024年度第1回、2025年度第1回ともに3課目ずつ受験しましたが、学習を始めた時点から「必ず3課目受験する」と決めていたわけではありません。

3課目を目標に学習を進めながら、勉強時間が足りない、あるいは計画どおりに学習が進まないと判断した場合には、出願時点までに受験する課目を1つ減らし、2課目に絞ることも考えていました。

社会人の場合、資格試験の学習計画を立てても、必ず予定どおりに進むとは限りません。

例えば、

  • 仕事が急に忙しくなる
  • 家族の予定が入る
  • 体調を崩す
  • 突発的な予定が入る
  • 思ったより理解に時間がかかる

といったことがあります。

私自身も、CFPの学習期間中に体調を崩し、勉強できない時期がありました。

そのため、「3課目を目標にしたから、何があっても3課目を仕上げなければならない」とは考えず、学習の進み具合を見ながら課目数を調整する余地を残していました。

もう一つ、私が「合格できる状態まで仕上げること」を重視していた理由があります。

私は以前、別の資格試験で不合格になり、その後、数か月ほど勉強に気持ちが向かなくなった経験があります。

もちろん、不合格になったときの受け止め方は人によって異なります。

ただ、私自身はその経験から、CFP試験では一度に多くの課目を受験することよりも、できるだけ合格できる状態まで仕上げた課目を受験し、合格を積み重ねることを重視しました。

結果として私は2回とも3課目を受験しましたが、これは最初から3課目受験を固定していた結果ではありません。

3課目を目標にしながらも、学習の進捗によっては2課目へ減らすという選択肢を持っていた

というのが、実際の受験戦略でした。

この経験から、私はCFPの受験課目数を考えるとき、最初に考えた課目数に必要以上にこだわらなくてもよいと思っています。

重要なのは課目数そのものではなく、試験当日までに合格できる状態へ仕上げられる課目を優先することだと考えています。

※現在のCFP資格審査試験では、出願手続き完了後は出願を取り消すことができません。実際に受験課目を決める際は、日本FP協会の最新の試験要項・出願期間を確認してください。

理由3 第1回から第2回と、第2回から翌年第1回では準備期間が違う

もう一つ、受験課目数を考えるうえで見落としたくないのが、次の試験までの期間です。

CFP試験は年2回実施されていますが、第1回から第2回までと、第2回から翌年第1回まででは、学習に使える期間が同じではありません。

例えば、2026年度から2027年度の日程で考えてみます。

2026年度第1回の第2日目は6月21日、2026年度第2回の第1日目は11月8日です。

この間は20週間です。

一方、2026年度第2回の第2日目は11月15日、2027年度第1回の第1日目は6月13日です。

こちらは30週間あります。

同じ「次のCFP試験」でも、時期によって準備できる期間には約10週間の差があります。

※20週間・30週間は2026年度第1回~2027年度第1回の日程を使った例です。試験日は年度によって変わるため、実際に受験するときは日本FP協会の最新日程を確認してください。

私自身は、2024年度第1回と2025年度第1回に3課目ずつ受験しました。

つまり、2024年度第1回のあとに同年第2回を受験したわけではありません。

これは別の資格試験を受験する時期との関係から、結果的に第2回の受験を避けたものですが、次の3課目を勉強するために比較的長い期間を確保できました。

そのため、

「私は3課目ずつ2回で合格できたから、半年ごとに3課目受ければよい」

とは考えていません。

特に第1回試験のあと、そのまま同じ年の第2回で次の課目を受験する場合は、次の試験までにどの程度の学習期間を確保できるのかも確認したうえで、課目数を考える必要があります。

では1課目・2課目・3課目のどれを選ぶ?

ここまで読むと、

「では、自分は何課目にすればよいのか」

と思う方もいるでしょう。

私なら、次のように考えます。

受験課目数私が考える選び方
1課目初めてのCFP受験で慎重に始めたい、仕事や家庭が忙しい、確保できる学習時間が読みにくい場合には十分選択肢
2課目学習量と6課目合格までの期間のバランスを考え、私が社会人にまず基準としてすすめたい課目数
3課目十分な学習期間を確保できる、学習時間を確保しやすい、得意分野があるなど、条件が整っている場合には選択肢

ここで、1課目では少なすぎる、3課目では多すぎる、と考えているわけではありません。

私が3課目ずつ合格できたように、3課目が合っている人もいるでしょう。

一方で、仕事や家庭の状況によっては1課目から始めた方がよい人もいると思います。

その中で、

「まだ自分に適した課目数が分からない社会人なら、まず2課目を基準に考えてみる」

というのが、私自身の経験を踏まえた考えです。

また、最初に考えた課目数を必ず維持しなければならないと考える必要もありません。

私自身も3課目を目標に学習を始めましたが、出願時点までの進捗によっては2課目へ絞ることを考えていました。

最初の計画にこだわるより、実際の学習の進み具合を見て判断する方が重要だと考えています。

2課目なら必ず負担が軽いとは限りません

もう一つ注意したいのは、単純に課目数だけで学習量が決まるわけではないことです。

私自身の6課目の学習時間を比較すると、最も短かった「リスクと保険」は99時間08分、最も長かった「金融資産運用設計」は197時間09分でした。

私の場合だけを見ても、約2倍の差があります。

そのため、

「2課目なら○時間で済む」

とは単純には言えません。

どの課目を組み合わせるのか、その課目が自分にとって得意なのか苦手なのかによって、負担感は変わる可能性があります。

私はCFPの学習を始めた時点では、CFP6課目のいずれかを専門的に扱う仕事に携わっていたわけではなく、最初から明確な得意課目もありませんでした。

実際に問題を解いていく中で、自分は計算問題が比較的得意だったことを思い出しました。

そのため、「何課目受けるか」と同時に、「どの課目から受けるか」も考える必要があります。

この点については、別の記事で私自身の経験を整理したいと思います。

「1回に何課目受けるか」と「1日に何課目受けるか」は別に考える

CFP試験では、1回の試験が2日間に分けて実施され、それぞれの日に3課目が設定されています。

そのため、例えば2課目受験すると決めても、

  • 2日間に1課目ずつ受験する
  • 同じ日に2課目受験する

といった選択肢があります。

私は2024年度第1回の試験で、タックスプランニングと相続・事業承継設計を連続して受験しました。

その経験では、2課目目に入るときに、頭と気持ちを十分に切り替えられなかったと感じました。

そのため現在の私は、受験課目数とは別に、

「同じ日に何課目受けるか」も重要な検討事項

だと考えています。

ただし、これは今回の「1回の試験で何課目受験するか」とは別のテーマです。

試験当日の経験も含めて、別の記事で詳しく整理します。

私なら初めて受験する社会人は2課目を基準に考えます

もし、これから初めてCFP試験を受ける社会人の方から、

「何課目受験すればよいでしょうか」

と聞かれたら、私はまず2課目を基準に考えてみることをすすめます。

そのうえで、

  • 試験までどの程度の学習期間を確保できるか
  • 仕事や家庭の予定はどうか
  • 得意な課目があるか
  • 過去に資格勉強をした経験があるか
  • 予定が崩れた場合にも立て直せる余裕があるか

などを確認し、1課目または3課目も検討します。

大切なのは、できるだけ多くの課目を受験することではありません。

自分が継続して勉強でき、試験当日に合格できる状態まで仕上げられる課目数を選ぶこと

だと思います。

まとめ|3課目で合格した経験から、私はまず2課目をすすめます

私は2024年度第1回と2025年度第1回に3課目ずつ受験し、2回でCFP6課目すべてに合格しました。

3課目受験そのものを後悔しているわけではありません。

ただ、実際に経験してみると、

  • 私の場合は3課目で約400時間ずつ勉強した
  • 最初から3課目受験を固定せず、進捗次第では2課目に絞ることも考えていた
  • 社会人の学習計画は予定どおり進むとは限らない
  • CFP試験は、次の試験までの期間が毎回同じではない

という点が分かりました。

そのため、これから初めてCFP試験を受ける社会人で、何課目にするか迷っているのであれば、私はまず2課目程度を基準に考えることをすすめます。

ただし、これは私自身の受験経験を踏まえた考えであり、すべての人に2課目が適しているという意味ではありません。

1課目から着実に進める方法もありますし、十分な学習時間を確保できる人であれば3課目以上を選ぶこともできます。

自分の仕事、家庭、得意・不得意、試験までの期間、そして実際の学習の進み具合を確認しながら、

予定が崩れても立て直せる課目数を選ぶ

ことが、社会人のCFP受験では大切だと私は考えています。

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