わたしはユーキャンの通信講座を利用してファイナンシャルプランナー講座(FP講座)を受講しました。
その結果勉強を始めて105日で受験してFP2級を取得しました。
通信講座選択から合格までの戦略、勉強方法、試験結果などについて紹介します。
1.ユーキャンの通信講座を選択した理由
私がFPの勉強を始めたのは世間で老後2000万円問題がニュースになっていて自分の老後は大丈夫なのか調べ始めたことがきっかけです。
自分なりに調べて簡単なライフプランを立ててみましたがうまくいかずFPになったらライフプランをうまくたてることができるのかなと考えFPの資格取得を目指すことにしました。
資格取得の勉強は初めてで資格取得=ユーキャンぐらいしかわからなかったため他の資格取得の通信講座や資格取得予備校は調べていません。
独学を選択しなかった理由は50年生きてきて自分は「勉強が嫌い」と自覚していたからです。
独学では続かないだろうと思っていました。
ファイナンシャルプランナーの知識もなく資格取得の勉強方法も知らない状態だったのでユーキャンの学習内容を見て初心者でも大丈夫という程度でユーキャンに申し込みました。
結果的にFP2級が取得できたのでユーキャンを選んで良かったと思っています。
2.勉強をするときの最初の戦略
FP講座で勉強する内容がどんなものか全くわからない状態だったのでユーキャンの通信講座を最大限利用できる日程で申込めるように以下の条件で戦略を立てました。
・ユーキャンのFP講座は1年間有効
・FPの試験は毎年1月、5月、9月に実施
・FP講座の標準勉強時間は6か月間
・目標の試験は5月
9月の試験を最終月にして申込みをするため10月に申込みをすることとしました。
5月の試験まで8か月あればゆっくり勉強ができて、また5月の試験に失敗しても9月の試験まではサポート期間があると考えたからです。
3.勉強を始めてわかったこと
勉強を始めてわかったことは、わたしは「勉強が嫌い」だったわけではなく「興味のあることの勉強は好き」だったということです。
FPの勉強は生活の身になることが多いため勉強がどんどん進みました。
インプットとしてテキストを読むだけでなく動画も視聴しましたが6冊のテキストの勉強は1冊につき3~4日で終わってしまいました。
また各テキストを読み終わると課題提出をしましたが課題提出の時間を含めてもテキストの勉強の時間は1ヶ月かかりませんでした。
テキストを読む→動画を視聴する→課題を提出するという流れが良かったのかもしれません。
独学の場合、テキストを読む→問題を解くという流れなのでテキストを読んだ時に理解ができていないところの問題を解くというところが苦痛になるかなと思いました。
ユーキャンのFP講座の課題の提出は「テキストを見ながら解いても良い」となっています。
ここで必要なのは以下と考えています。
・問題の内容がテキストのどこに載っているか探せる
・探せた内容が間違っていないか答え合わせ(課題返却)でわかる
・その結果最低限どこで勉強した問題か理解している
・課題返却の点数が満点だったり高得点だったりすると気分が良い
わたしが考えた勉強方法ではテキストだけでなく動画視聴と課題提出という2回復習ができるとことが実力アップにつながったと考えます。
この時点での勉強は「問題に正解する」ことが目的ではなく「問題を理解する」ことが重要だと思います。
4.勉強に対してマイルールを作る
わたしはサラリーマンで平日は仕事をしていて土日が休みです。
勉強は平日に1~2時間で休日は長くても4時間ぐらいなので勉強ができる時間は限られてしまいます。
そこで勉強に対してマイルールとして「毎日勉強する」と決めていました。
50代に入り自分の記憶力の低下を不安に感じていたため1日でも勉強しない日があったらすべて忘れてしまうと恐れていたからです。
ただし仕事の疲れやその日の精神状態によってはやる気が出ない日もあります。
やる気がない時はたとえば風呂の中でスマホを利用して簡単ウェブテストを10分やるだけでも良いと考えました。
次に、課題提出の勉強方法としてテキストに載っている場所を探すだけではためにならないと考えて問題を解くときに以下のチェックをつけてみました。
〇:すべての選択肢が正しいか間違っているかわかる
△:正しい答えは選択できるが他の選択肢が正しいか間違っているかはわからない
✕:正しい答えがわからない
これらのチェックを付けたあとにテキストを見ながら最終的な答えを記載しました。
このチェックをつけることによって課題が返却された後の復習がやりやすくなりました。
5.受験の目標を1月に変更
思っていたペースよりも相当早いペースで勉強が進んでしまったため、受験の目標を1月に変更することを考え始めました。
ただ、ユーキャンの通信講座ではFP2級の試験を受験する際にAFPという資格(AFPとは日本FP協会の資格)も同時に取得できます。
このAFPの受験資格を取得するためは課題提出が必要となっていました。
AFPの受験資格を取得してから受験の申込みをする必要があったのですが問題がありました。
「受講開始後1か月以降に課題提出をすること」
ユーキャンへの申込日が10/8だったため11/8以降にしか課題提出ができないことがわかったのです。
試験の申込み期日は11/30なので課題提出からAFP受験資格返送まで間に合わないのではとあせりました。
最終的には11/24には自宅にAFPの受験資格は届いたので事なきを得ましたがFP講座を申込む日程には以下の点についても注意が必要ということがわかりました。
・AFPの受験資格には課題提出が必要
・AFPの受験資格の課題提出は受講開始から1か月後以降に提出が可能
・課題提出後から受験資格発行まで2週間程度必要
・FPの試験申し込み期日に注意が必要(試験によって申し込み期日が異なるのでFP協会のホームページで確認が必要)
6.過去問を3回解く
ユーキャンのFP講座では3回分の過去問を3回解くことが最終課題になっています。
わたしはここまで順調に進められて12/2で終わりました。(勉強開始から2か月弱)
過去問を解く時間は学科試験で2時間、実技試験で1時間半必要なのでまとまった試験時間を取ることはなかなか難しいです。
それでも学科試験と実技試験の解く日を分けて1回目の過去問を10日間で終了させました。
その後2回目が4日間、3回目が6日間と解く時間をうまく作ることができたため、短時間で終了できました。
試験が1/23なので残りの1か月半はやることが復習だけになりました。
ここまではテキストでの学習や課題提出、過去問を解くといったインプットとアウトプットの繰り返しだったのでモチベーションを高い状態で持続できた思います。
そこで残りの1か月半のモチベーションの維持のために以下を実施しました。
・さらに古い過去問を解く(過去3回分)
・ひたすら弱点克服機能を使用して問題を解く
最後は弱点克服機能で出題される634問だけをひたすら繰り返していました。
何度も間違える部分は優先度が高くなり、繰り返し出題されるのでありがたかったです。
できている問題は5回ぐらい繰り返しましたが、できていない問題は10回以上繰り返したと思います。
最後は弱点克服機能に出てくる部分しか勉強をしなかったので、それ以外のところが試験で出題されたらアウトです。
それでもひたすらユーキャンのFP講座を信じて勉強を続けました。
試験前日には弱点克服にある634問をすべて解いて(完答はできませんでしたが)この実績を自信にすることで当日の試験に挑みました。
試験前日の「合格デジタルサポート」ツールの画像です。
最後まで理解度は100%に届きませんでしたが、10/11から104日間年末年始も欠かさず勉強した証と思っています。
7.試験当日
試験は試験時間がどんなに余っても何度も見直しをした方が良いです。
退出可能時間になると退出してしまう人がいましたが見直しを1度だけでなく2度、3度してみるとケアレスミスが見つかったりするものです。
特に学科試験では思い込みで問題を読んでひっかけ問題にひっかかる場合が多いので何度も見直しをしましょう。
(それでもわたしはケアレスミスがありました)
学科試験はあまり自信がなかったので、わからない問題には時間をかけずに進めることを心がけました。
ほとんどの問題文は「適切」か「不適切」のどちらかを選択することになっています。
この部分に注意が必要で問題文を流し読みや思い込みのせいで間違える可能性があります。
わたしは間違えないように問題文の「適切」や「不適切」の部分にマークを付けて間違えないようにしました。
そこまで気を付けても見直した際になぜか「適切」の選択肢を選ばなければいけないところを「不適切」の選択肢を選んでいる問題がありましたので、見直しは必ず必要です。
あとは自分なりに自信がある回答と自信がない回答でチェックをつけました。
その結果自信のある回答が36問しかなく試験結果がわかるまでかなり心配でした。
実技試験は自信があったので最初から順番に解いて行きましたが、これが失敗で、はまり問題(内容を理解するのに時間がかかる問題)に時間がとられ見直し時間が少なくなってしまいました。
たとえ自信があったとしても時間がかかる問題については後回しにした方が良いと思います。
試験の解答速報は試験当日の18時ごろに出ますので、持ち帰る問題冊子にすべて答えを書いておくのが良いでしょう。
8.試験結果
試験結果は以下とおり合格です。
学科試験はなんとか合格しましたが、自信のあった問題で間違っていたり、自信のない問題で正解していたりしたので、嬉しいという気持ちよりもホっとした気持ちの方が強いです。
実技試験はケアレスミスがありました。
キャッシュフロー表の計算で今回初めて変動率が2%となっていました。
これは完全に見落としです。
あとは減価償却費を求める問題で事業開始月がわかりにくく記載されている問題がありました。
見直しの際に回答を変えてしまったせいで不正解となりました。
まとめ
ここまでユーキャンのFP講座を使用した試験までの戦略、勉強方法、試験結果を説明しました。
ユーキャンのFP講座はわたしの勉強スタイルには合っていたため1回の受験で合格することができました。
自分なりにチェック方法を工夫して復習の効率をあげたと思います。
それでも復習の仕方はもっと効率的な方法があると考えていますので、今後の資格試験の勉強の際にはいろいろ試してみようかと思います。
皆さんも今回の戦略を参考に、自分に合った勉強方法が見つかれば幸いです。
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