「50代になったら、NISAの株式比率を減らした方がよい?」
「住宅ローンが残っているのに、積立投資を続けても大丈夫?」
「NISAを取り崩して、繰り上げ返済をした方がよい?」
「定年が近づいてきたが、現金をどの程度残せばよいかわからない」
NISAの資産配分について、このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
NISAの資産配分は、年齢だけでは決まりません。
同じ50代でも、住宅ローンの有無、定年後の収入、預貯金、NISAを使う時期などによって、家計が受け入れられる値動きは異なります。
資産配分を考えるときに確認したいのは、主に次の項目です。
・NISAのお金をいつ使うのか
・すぐに使える手元資金がいくらあるか
・今後、収入がどのように変化するか
・住宅ローンの返済がいつまで続くか
・値下がりしたときも保有を続けられるか
・将来どのように取り崩す予定か
この記事では、年代ごとの一律な株式比率を示すのではなく、家計全体からNISAの資産配分を考える方法を解説します。
特に、50代で住宅ローンを返済しながらNISAを続けている方に向けて、繰り上げ返済との優先順位についても整理します。
※本記事は2026年8月1日時点のNISA制度をもとに作成しています。投資には元本割れの可能性があります。具体的な金融商品の購入や売却は、ご自身の状況を確認したうえで判断してください。
NISAの資産配分は年代だけで決めない
資産配分とは、保有する資産を国内外の株式、債券、預貯金などに、どのような割合で分けるかという考え方です。
投資に関する記事では、
「若いうちは株式の比率を高くする」
「50代になったら債券や現金を増やす」
といった年代別の目安が示されることがあります。
年齢は、資産配分を考える一つの材料です。
一般的には、若い方ほど資産を使うまでの期間を長く取れる可能性があり、年齢が上がるほど退職や取り崩しの時期が近づきます。
しかし、年齢だけで資産配分を決めることはできません。
たとえば、同じ50歳でも、次のような人では状況が異なります。
・60歳からNISAを取り崩す予定の人
・70代まで運用を続ける予定の人
・住宅ローンが定年後も続く人
・住宅ローンをすでに完済している人
・十分な預貯金を持っている人
・資産の大部分をNISAで保有している人
・退職後も働く予定の人
・定年後に収入が大きく減る人
「50代だから株式を50%にする」といった決め方では、それぞれの家計状況を十分に反映できません。
資産配分を考える前に、いつ使うお金なのか、値下がりした場合に家計へどのような影響があるのかを確認する必要があります。
金融庁も、資産形成では現在の資産状況や今後のライフプランに応じて、預貯金と投資を使い分けることが大切だと説明しています。投資には、預貯金より高い収益を期待できる可能性がある一方、元本割れのおそれがあります。
資産配分を考える前に、お金を3つに分ける
NISAの株式や債券の割合を考える前に、現在持っているお金と今後貯めるお金を、使う目的によって分けてみましょう。
大きく分けると、次の3つです。
1.近いうちに使うお金
数年以内に使う予定があるお金です。
たとえば、次のような支出が考えられます。
・日常生活費
・税金や社会保険料
・住宅の修繕費
・マンションの修繕一時金
・自動車の購入費
・子どもの教育費
・旅行や家電の買い替え
・数年以内に予定している住宅ローンの繰り上げ返済
近いうちに使うことが決まっているお金は、価格変動の大きい金融商品で運用すると、必要な時期に値下がりしている可能性があります。
基本的には、普通預金や定期預金など、必要なときに金額を確保しやすい方法で準備します。
2.収入減少や緊急時に備えるお金
予定していない支出や収入減少に備えるお金です。
一般に「生活防衛資金」や「緊急予備資金」と呼ばれることもあります。
具体的には、次のような事態に備えます。
・病気やけがによる休職
・転職や退職による収入減少
・定年後の収入減少
・住宅ローン返済額の増加
・住宅設備の故障
・自動車の修理
・家族の事情による急な支出
必要な金額は、会社員か自営業者か、共働きか片働きか、住宅ローンがあるかなどによって異なります。
「生活費の何か月分」と一律に決めるのではなく、自分の家計で収入が減った場合、毎月いくら不足するかを確認して考えましょう。
3.長期間使う予定のないお金
近いうちに使う予定がなく、緊急時にも使わずに済むお金が、NISAなどによる長期的な資産形成の対象になります。
ただし、「老後資金だから長期投資できる」とは限りません。
50代の場合、老後資金の一部を60歳から使うのか、70歳以降に使うのかによって、運用できる期間が異なります。
老後資金の中でも、
・定年直後の生活費に使うお金
・年金を受け取るまでの生活費
・70代以降に使う予定のお金
・医療や介護に備えるお金
のように、使う時期を分けて考えることが大切です。
NISAの資産配分を決める6つの確認項目
年代別の目安を見る前に、次の6項目を確認しましょう。
1.いつ使うお金か
最初に確認したいのは、運用するお金をいつ使う予定なのかです。
使う予定が5年以内なのか、10年以上先なのかによって、値下がりを受け入れられる範囲が変わります。
たとえば、3年後の住宅修繕費を株式中心で運用すると、必要な時期に相場が下落している可能性があります。
一方、20年以上使う予定がないお金であれば、短期的な値動きを受け入れながら運用を続けられる可能性があります。
ただし、長期間運用すれば必ず利益が出るわけではありません。
投資期間が長くても元本割れする可能性はあるため、使う時期が決まっているお金をすべて投資へ回さないようにしましょう。
2.手元資金はいくらあるか
NISAを続けられるかは、NISA口座の残高だけではなく、すぐに使える現金によっても変わります。
次の内容を確認します。
・毎月の生活費
・収入が減った場合の不足額
・住宅や自動車の修繕費
・住宅ローン返済額が増えた場合の負担
・数年以内に予定している大きな支出
・預貯金で何年間対応できるか
手元資金が少ない状態で投資額を増やすと、急な支出が発生したときに、相場が下落していてもNISAを売却しなければならない可能性があります。
NISAの非課税枠を使い切ることよりも、家計を維持できる現金を確保することを優先します。
3.今後の収入はどのように変わるか
現在の収入だけでなく、今後の収入の変化も確認します。
特に50代では、次の項目が重要です。
・定年時期
・再雇用後の収入
・退職後も働く予定があるか
・配偶者の収入
・退職金の見込額
・年金の受給開始時期
・住宅ローン返済中の収入
現役時代に毎月5万円を積み立てられていても、定年後に収入が減れば、同じ金額を継続することが難しくなる場合があります。
その場合は、積立を減額または停止することも選択肢です。
積立を続けること自体を目的にせず、家計に無理のない金額を優先しましょう。
4.住宅ローンの負担はどうなるか
住宅ローンがある場合は、NISAだけではなく、返済計画も一緒に確認します。
主な確認項目は次のとおりです。
・住宅ローン残高
・毎月の返済額
・残りの返済期間
・金利タイプ
・現在の金利
・金利が上がった場合の返済額
・定年後も返済が続くか
・住宅ローン控除の残り期間
特に変動金利の場合は、現在の返済額だけで判断せず、金利が上昇した場合の返済額を試算する必要があります。
返済額が増えても家計に余力があるのか、NISAの積立額を維持できるのか、手元資金でどの程度対応できるのかを確認しましょう。
住宅ローンの変動金利を続ける前に確認したい数字については、次の記事で詳しく解説しています。

5.値下がりしたときも保有を続けられるか
リスク許容度を確認するときは、「値下がりしても不安にならないか」という気持ちだけでなく、家計への影響も確認します。
たとえば、NISAの資産が一時的に20%下落した場合を考えてみましょう。
・生活費に影響しないか
・住宅ローン返済を続けられるか
・予定している支出を預貯金で払えるか
・積立を続けられるか
・不安になって売却しないか
・家族と考え方が一致しているか
値下がりしたときに生活費が不足するのであれば、投資額が家計に対して大きすぎる可能性があります。
反対に、生活費や近い将来の支出を預貯金で確保しており、長期間使う予定がないお金であれば、値動きを受け入れやすくなります。
6.どのように取り崩す予定か
NISAは積み立てる方法だけでなく、将来どのように使うかも考えておく必要があります。
主な取り崩し方法には、次のようなものがあります。
・必要な金額を一括で売却する
・毎月一定額を売却する
・毎年一定割合を売却する
・必要なときだけ売却する
・一部を売却し、残りは運用を続ける
NISA口座の資産は、一括で売却する必要はありません。必要に応じて一部を売却し、残りの資産を運用しながら段階的に取り崩すこともできます。
ただし、取り崩す時期に相場が下落している可能性もあります。
定年直後に使うお金は現金で確保し、10年以上先に使う予定のお金は運用を続けるなど、使う時期に応じて分ける方法も考えられます。
年代別の資産配分は「比率」ではなく家計状況で考える
年代は資産配分を考える材料の一つですが、「年代ごとの正解」を示すものではありません。
それぞれの年代で、特に確認したい家計課題を整理すると、次のようになります。
| 年代 | 主に確認したいこと |
|---|---|
| 20~30代 | 生活予備資金、結婚・出産、住宅購入、運用できる期間 |
| 40代 | 教育費、住宅ローン、老後資金、毎月の家計余力 |
| 50代 | 定年後の収入、住宅ローン残高、退職金、取り崩し開始時期 |
| 60代以降 | 年金収入、生活費の不足額、資産を取り崩す順番、医療・介護への備え |
20~30代
20~30代は、老後までの運用期間を長く確保できる可能性があります。
一方で、結婚、出産、住宅購入など、大きな支出が発生しやすい年代でもあります。
若いから株式中心で問題ないと決めるのではなく、住宅購入の頭金や生活予備資金を確保できているか確認しましょう。
40代
40代は、教育費と住宅ローンの負担が重なりやすい時期です。
老後資金の準備も本格的に考え始める必要がありますが、NISAへの積立を増やしすぎると、教育費や住宅ローンへの対応力が下がる可能性があります。
家計の収支を確認し、継続できる積立額を考えましょう。
50代
50代は、定年後の収入やNISAを取り崩す時期が見え始めます。
住宅ローンが残っている場合は、
・住宅ローンをいつまで返済するか
・定年後の収入で返済できるか
・繰り上げ返済をするか
・手元資金をどの程度残すか
・NISAをいつから取り崩すか
を一緒に考える必要があります。
年齢を理由にすべて現金へ移すのではなく、近いうちに使うお金と長期間使わないお金を分けて考えます。
60代以降
60代以降は、資産を増やすことだけでなく、どのように使うかが重要になります。
年金と毎月の生活費を比べ、不足する金額を確認したうえで、預貯金とNISAをどの順番で取り崩すかを考えます。
医療費や介護費、住宅修繕費など、予定外の支出に対応する現金も必要です。
50代・住宅ローン返済中のNISAで確認したいこと
50代で住宅ローンを返済している場合は、NISAの運用成績だけで判断しないことが大切です。
住宅ローン、手元資金、定年後の収入を含めて確認しましょう。
金利上昇後の返済額を確認する
変動金利で住宅ローンを返済している場合は、金利が上昇した場合の返済額を確認します。
現在の返済額を支払えているからといって、将来も問題がないとは限りません。
たとえば、次のような条件を試算します。
・現在の金利から1.0%上昇した場合
・現在の金利から2.0%上昇した場合
・現在の金利から3.0%上昇した場合
・定年後に返済額が増えた場合
・収入減少と金利上昇が重なった場合
重要なのは、金利を正確に予想することではありません。
返済額が増えた場合でも、家計がどこまで対応できるかを確認することです。
返済額が増えてもNISAを続けられるか
金利上昇によって住宅ローンの返済額が増えた場合、NISAの積立を現在と同じ金額で続けられるとは限りません。
次の順番で確認します。
- 生活費を確保する
- 住宅ローンを返済する
- 緊急時に備える資金を確保する
- 近い将来の支出を準備する
- 残った家計余力からNISAの積立額を考える
NISAの積立を一度決めた金額から減らしてはいけないわけではありません。
家計状況に応じて減額や一時停止を行い、収支が改善した後に再開する方法もあります。
NISAを取り崩して繰り上げ返済するか
住宅ローンとNISAのどちらを優先するかは、よくある悩みです。
NISAの継続と繰り上げ返済には、次のような違いがあります。
| NISAを継続する場合 | 繰り上げ返済する場合 |
|---|---|
| 将来の運用成果は確定していない | 支払利息を減らす効果を計算しやすい |
| 値上がりする可能性がある | 住宅ローン残高を確実に減らせる |
| 値下がりする可能性がある | 返済した資金は原則として戻せない |
| 必要に応じて売却できる | 手元資金が減る |
| 老後資金として運用を続けられる | 返済額や返済期間を減らせる場合がある |
| 相場下落時に売却する可能性がある | 住宅ローン控除へ影響する場合がある |
期待できる運用利回りと住宅ローン金利だけを比べても、答えは出ません。
次の項目も確認する必要があります。
・繰り上げ返済後の預貯金
・住宅ローン控除の適用状況
・残りの返済期間
・定年後の収入
・NISAを使う予定の時期
・家族の今後の支出
・団信の保障を残す意味
住宅ローンの借り換え、繰り上げ返済、固定金利への変更を考えるときの確認事項は、次の記事でも解説しています。

私がNISAと繰り上げ返済をすぐに決めていない理由
私自身も、現在も変動金利で住宅ローンを返済しながら、NISAで投資信託を積み立てています。
住宅ローンを借りた当時は、FPとしての知識が現在ほど十分ではなく、銀行から借りられる上限に近い金額を借りました。
返済は定年後も続く予定です。
現在は、住宅ローンの金利について、現在の金利からさらに1.0%、2.0%、3.0%上昇した場合の返済額を試算しています。
また、NISAを取り崩せば、住宅ローンの一部を繰り上げ返済することも可能です。
それでも、現時点ですぐにNISAを取り崩して繰り上げ返済をするとは決めていません。
理由は、繰り上げ返済によって支払利息を減らせる一方で、次の資金も減るからです。
・定年後に使う老後資金
・収入が減少した場合に備える資金
・住宅の修繕などに使う資金
・必要なときに売却できる運用資産
現在の家計は、住宅ローンによって直ちに圧迫されている状況ではありません。
そのため、金利だけで判断するのではなく、定年後の収入、住宅ローン残高、手元資金、NISAの運用目的を確認しながら、選択肢を残しています。
住宅ローン金利が低ければNISAを続ける、金利が高ければ繰り上げ返済をする、という単純な判断ではありません。
それぞれの家計で、何を優先したいのかを整理することが大切です。
NISA制度で最低限確認したいこと
2026年8月1日時点のNISAには、つみたて投資枠と成長投資枠があります。
主な制度内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| つみたて投資枠 | 年間120万円 |
| 成長投資枠 | 年間240万円 |
| 年間投資枠の合計 | 最大360万円 |
| 非課税保有限度額 | 合計1,800万円 |
| 成長投資枠の限度額 | 1,200万円 |
| 非課税保有期間 | 無期限 |
| 売却 | いつでも可能 |
| 売却後の枠 | 取得金額分を翌年以降に再利用可能 |
通常、株式や投資信託の売却益や配当・分配金には税金がかかりますが、NISA口座で得た一定の運用益は非課税になります。
つみたて投資枠と成長投資枠は併用でき、年間最大360万円まで投資できます。非課税保有限度額は合計1,800万円で、そのうち成長投資枠は1,200万円が上限です。売却した場合は、売却商品の取得金額分の枠を翌年以降に再利用できます。
ただし、年間360万円を投資できることと、360万円を投資すべきことは別です。
NISAは税制上の制度であり、投資元本や運用成果を保証するものではありません。
家計に無理のない金額で利用しましょう。
NISAで資産配分を考えるときの注意点
つみたて投資枠の対象商品でも元本保証ではない
つみたて投資枠では、金融庁の基準を満たした投資信託などが対象となっています。
ただし、制度の対象商品であることは、元本が保証されることや、すべての人に適していることを意味しません。
投資対象、手数料、値動き、為替リスクなどは商品によって異なります。
「NISAの対象だから安心」と判断せず、商品の内容を確認しましょう。
手数料だけで商品を選ばない
投資信託を選ぶときは、信託報酬などの手数料も重要です。
しかし、手数料だけでなく、次の内容も確認する必要があります。
・国内と海外のどちらへ投資するか
・株式と債券の割合
・投資する国や地域
・為替変動の影響
・運用方針
・分配金の方針
・純資産総額
手数料が低くても、自分の目的や資産配分に合わない商品であれば、適切とは限りません。
非課税枠を埋めることを目的にしない
NISAの非課税枠は大きいですが、枠をすべて使う必要はありません。
生活費や近い将来の支出を投資へ回し、家計が苦しくなっては本末転倒です。
積立額は、収入が増えれば増額し、支出が増えれば減額するなど、家計に合わせて調整しましょう。
NISAの損失は損益通算できない
NISA口座で売却損が出ても、特定口座や一般口座で発生した利益や配当との損益通算はできません。
また、損失を翌年以降へ繰り越して控除することもできません。
NISAは利益が出た場合の非課税メリットがある一方、損失の税務上の扱いには注意が必要です。
必要な時期と相場下落が重なる可能性がある
NISAでは、必要なときに資産を売却できます。
しかし、売却時の価格は保証されません。
定年時、住宅ローンの繰り上げ返済時、住宅修繕時などに相場が下落している可能性もあります。
使う時期が近づいたお金は、少しずつ預貯金へ移す方法も検討しましょう。
NISAの資産配分を考えるためのチェックリスト
現在の資産配分が家計に合っているか、次の項目を確認してみてください。
使う目的と時期
□ NISAのお金を何に使うか決めている
□ お金を使い始める時期を考えている
□ 5年以内に使うお金を投資へ回していない
□ 取り崩す方法を考えている
手元資金と家計
□ 生活費とは別に緊急時の資金がある
□ 住宅や自動車の修繕費を準備している
□ 収入が減った場合の不足額を確認した
□ NISAを売却せずに急な支出へ対応できる
□ 積立額が毎月の家計を圧迫していない
住宅ローン
□ 現在の住宅ローン残高を把握している
□ 定年後も返済が続くか確認した
□ 金利上昇後の返済額を試算した
□ 繰り上げ返済後の手元資金を確認した
□ 住宅ローン控除への影響を確認した
□ 団信を残す意味を考えた
値下がりへの対応
□ 資産が大きく値下がりしても生活に影響しない
□ 値下がり時に慌てて売却しない金額で投資している
□ 積立を減額・停止する基準を決めている
□ 家族と投資方針を共有している
□ 一つの資産や地域へ偏りすぎていない
確認できない項目が多い場合は、商品の変更を急ぐ前に、家計とライフプランを整理することから始めましょう。
初めてFPへ相談するときに話す内容や準備するものは、次の記事で解説しています。

住宅ローン・老後資金・NISAをまとめて整理したい場合
NISAの資産配分は、投資商品だけを見ても決められません。
住宅ローン、日々の生活費、手元資金、老後資金、今後の収入などを含めて考える必要があります。
おさだFP事務所では、保険や金融商品の販売を目的とした勧誘は行っていません。
特定の金融商品の購入や売却を前提とせず、家計全体の中でNISAをどのように位置付けるかを整理します。
ライフプラン相談が向いている人
次のような方は、ライフプラン相談で詳しく確認できます。
・住宅ローンとNISAを両立できるか知りたい
・定年後も住宅ローン返済が続く
・NISAの積立額が家計に合っているか確認したい
・教育費や老後資金を含めて整理したい
・NISAを取り崩す時期を考えたい
・将来の資産残高をシミュレーションしたい
ライフプラン相談では、住宅ローン、教育費、老後資金、NISAなどを含め、将来の収支と資産残高を確認します。
相談時間は90分、料金は税込15,000円で、キャッシュフローシミュレーション表が含まれます。相談内容・料金は2026年8月1日時点です。
どの相談を選べばよいかわからない場合
「NISAについて相談できる内容かわからない」
「住宅ローン健康診断とライフプラン相談のどちらがよいかわからない」
「有料相談を受ける前に悩みを整理したい」
という場合は、15分無料相談をご利用ください。
15分無料相談では、現在の悩みを確認し、次に何を整理すればよいか、どの相談が合っているかを一緒に確認します。
具体的な資産配分の提案やキャッシュフロー表の作成は行いません。
まとめ
NISAの資産配分は、年代だけでは決まりません。
同じ年齢でも、手元資金、住宅ローン、収入、資産を使う時期によって、家計が受け入れられる値動きは異なります。
資産配分を考えるときは、次の順番で確認しましょう。
- 近いうちに使うお金を分ける
- 収入減少や緊急時に備える現金を確保する
- 長期間使わないお金を確認する
- 定年後の収入を確認する
- 住宅ローンの返済計画を確認する
- 値下がり時の家計への影響を確認する
- 将来の取り崩し方法を考える
50代で住宅ローンを返済している場合は、NISAの運用成果だけでなく、定年後の収入、住宅ローン残高、手元資金を含めて判断する必要があります。
NISAを続けるか、繰り上げ返済をするかについても、一律の正解はありません。
繰り上げ返済によって利息を減らせる一方、手元資金や老後資金が減ります。
NISAを続ければ将来の値上がりを期待できますが、必要な時期に値下がりしている可能性もあります。
どちらか一方を急いで選ぶのではなく、自分の家計で何を優先するのかを数字で確認することが大切です。